KATO 3066-F EF81 95 レインボー塗装機 入線・軽加工

入線記録・車両紹介

「虹釜」がやってきました。

模型のレビュー

現存する数少ないEF81の1機、EF81-95です。スーパーエクスプレスレインボー用機として、側面に「EF81」と描かれた赤いボディが特徴です。非常に人気の高い機関車ですね。

模型としては、TOMIXとKATOがともに製品化しています。TOMIXはHゴムがグレーの仕様、側面ガラスにもEF81ロゴの塗装がなされた姿等、複数の仕様で製品化しています。一方KATOは、95号機単体で発売されたのは古い製品だけ、現代水準の製品は特別企画品の【 EF81 95 + E26系「カシオペアクルーズ」 基本セット】に入っていたのみで市場在庫はほとんどなく、あったとしてもプレミア価格となっていました。

このような中でKATOが機関車単品で製品化してくれたのは非常に喜ばしいことです。

付属品はナンバープレート、メーカーズプレート、交換用ナックルカプラー、カシオペアヘッドマークです。アンテナ等は取付済み。特定機ということでナンバー、メーカーズプレートは1種のみの収録です。バリが表に残らない仕様になっているのはうれしいですね。

製品の仕様としてはHゴム黒、側面ガラスのロゴ印刷が省略された姿、電暖表示灯撤去前ということで2009年秋~2022年の姿ということになります。全検標記も2009年です。

また、前回製品から進化したポイントとして、公式側と非公式側の微妙なフォントの違いが再現されています。

カシオペアクルーズと同時生産ということで、メーカーとしてはこの組み合わせで楽しんでねということなんでしょう。カシオペアクルーズはカハフE26が北海道新幹線開業後の青函トンネル対応のため床下が変わっているのが定期運行時代との差です。

じゃあ定期運行時代のカシオペアとは合わないのかというとそんなことはなく、代走としてカシオペアの先頭に立ったことがあります。ほかにも北斗星やあけぼのの牽引実績もあるほか、近年はないですが貨物列車の運用に入ることもありました。代走中心にはなりますが、結構いろいろな列車と併せて楽しめます。

製品の出来は全体としてはいい感じだと思います。印象把握は良好、細かい標記もきれいに入っているほか、碍子が別パーツであることもあって、製品状態そのままでもそれなりの情報量があります。

少し残念なのが白の塗装。赤地に白の塗装ということで赤が透けている部分が少しあります(個体差あると思いますが)。

白帯部分の下地が透けている

軽加工

届いて早々ですが、本線上で走らせられるよう最低限のセットアップを施しましたので続いてご紹介。

屋根上

屋根上は各部の色差し、塗装を行いました。

・高圧引き通し線(配管)塗装(タミヤエナメルのダークコッパー)
・パンタグラフ塗装(本体:ガイアのねずみ色1号、碍子:水性ホビーカラーのエメラルドグリーン)

製品状態では、高圧引き通し線は画像左側は金属ですが右側はプラパーツで碍子と同じ色になっています。プラパーツを金属線らしく塗装するとともに、統一感を持たせるために左側の金属性のほうも同じ色で塗装しています。

パーツは製品のものをそのまま生かしていますが、情報量が増えていい感じです。メリハリがつきました。

カプラー交換

カプラーは両エンドとも製品付属のナックルに交換しています。少々シャンクが長い気もしますが、走行性能等も考慮して別パーツに置き換えることはしていません(面倒だし)。見た目にこだわる方は片エンドをダミーカプラー化しあり、シャンクの短いナックルを採用したりしても良いと思います。

スカート部細密化(ジャンパ線等)

機関車ではド定番の加工ですが、製品のモールドをデザインナイフで削り取り、スカートを再塗装したうえで、ジャンパ線とケーブル線を別パーツ化しています。それほど難しい加工ではないですが、その割に一気に印象が良くなります。

手持ちのパーツの関係で、ジャンパ線は工芸社のエッチングパーツ、U字のケーブルはリカラーの3Dパーツを使用しています。工芸社のエッチングパーツはコスパが◎なのでよく使っています(本当はトレジャータウン等のロストワックスを使いたいんですが、いかんせん値段が…)。

ボディ

先述したように、白塗装の一部で赤の下地が透けているところが見られたため、エアブラシで白を薄吹きしてタッチアップしています。使用した塗料はGMの白3号。

また、区名札を世田谷総合車両センターのインレタで再現しています。小さな標記ですが、赤い車体に黒ベースなので結構目立ちます。ちなみに、区名札は、2022年頃までは「田(田端)」、それ以降は「尾(尾久)」です。今回は2010年頃想定なので 「田」を選択。

以上が軽加工です。半日程度しかかかっていないですが、印象が良くなったと思います。本当は屋根・床下を再塗装したりボディに光沢吹いたりしたい気持ちもあるんですが、加工待ちの模型も溜まっているので、いったん完成とします。気が向いたらまた手を加えるかも。

北斗星、カシオペアと併せて撮ってみました。存在感ありますね。

KATO カシオペアと
KATO 北斗星(デラックス編成)。赤と青の対比が美しい

この2列車がメインになると思いますが、貨物も組んでみたりしていろいろ引っ張らせてみたいですね。

貸しレなんかでも映えてくくれそうです。

北斗星はTOMIXから新製品があります。

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