どうも、しんまちです。
プラモデル・模型に吹付塗装をするとなると、選択肢としてエアブラシと缶スプレーの二つが主に挙げられるのではないでしょうか。この記事では、私が思うそれぞれ優れている点、使い分け等を記していこうと思います。両者の使い分けに悩んでいる方、エアブラシの導入を悩んでいる方の参考になれば幸いです。
エアブラシのメリット
- 好きな塗料を使える
エアブラシの大きなメリットはこれだと思います。
缶スプレーであれば発売されている色から選ぶしかありませんが、エアブラシでは調色した塗料を使うことができるので、自分の思い通りの色で塗装することができます。自分が狙ったドンピシャの色で塗装できた時の達成感はたまりません。
また、溶剤の量を調節できるので、塗料の濃さも自由自在です。少し薄めた塗料で吹くことで、下地の色を残しながらグラデーション塗装をしたり、繊細なウェザリングをすることができます。
- ランニングコストが低い
エアブラシは初期投資に多くのお金が必要ですが、そこを乗り越えればリーズナブルに使えます。缶スプレーは1本600円程度しますが、瓶塗料は1本200円足らずで買うことができます。長く使うのであれば、間違いなくコスパが良いといえるでしょう。


- 繊細な塗装ができる
エアブラシの粒子は缶スプレーと比較して小さいため、塗膜がきれいに仕上がります。そのため、繊細な印象の仕上がりになります。また、エア圧を自由に調整できるため、しっかり吹き付けたり、ふんわり吹き付けたり、といった調整ができるので、思い通りに塗装することができます。
缶スプレーのメリット
- 初期投資が安い
缶スプレーの大きなメリットはこれです。エアブラシの導入には、コンプレッサー、ハンドピース、塗装ブース…など、色々なツールが必要です。しかし、缶スプレーは、スプレー1本あればそれだけですぐに塗装することができます。エアブラシの導入には数万円かかりますが、缶スプレーは数百円で吹付塗装を始められるのです。
- 広い面積を塗ることができる
エアブラシは、口径にもよりますが吹くことのできる面積が小さいです。しかし、缶スプレーであれば一度に広い面積を塗ることができます。大きな模型を作る人や、ジオラマで広い面積を一気に塗装したい、という場合は非常に便利です。
- 準備・片付けが楽
これも缶スプレーの特徴です。エアブラシであれば、塗料を調色する→エアブラシのカップに注ぐ→エアブラシの掃除、と塗装の前後が面倒です。たくさん塗装する場合はともかく、一色だけ塗装するような場合にわざわざエアブラシの準備と片付けをするのは非常に面倒ですよね。缶スプレーであれば、スプレーを振って、塗装して、キャップをははめるだけで塗装が終了するので手間が少ないです。
- 音が静か
あまり触れられないことが多い気がしますが、個人的には無視できない特徴だと思います。
エアブラシは、コンプレッサーという空気を圧縮してハンドピースに送り込む装置が必要ですが、このコンプレッサーは多少の動作音がします。機種によってはかなり音が大きく、集合住宅や夜間は使用が難しいこともあります。スプレーであればその心配がなく、住環境に左右されにくいといえます。
まとめ
以上をまとめると、
エアブラシは
・好きな塗料が使える
・ランニングコストが安い
・繊細な塗装ができる
缶スプレーは
・初期投資が安い
・広い面積を塗れる
・準備と片付けが楽
・音が静か
というような特長があります。
あくまで個人的な考えですが、エアブラシでないとできないことが多いので、「メインはエアブラシ、準備・片付けが面倒な場合や広い面積を塗りたい場合は適宜缶スプレー」という使い分けがベストな気がします。缶スプレーはよく使う数色に絞ってストックしておくイメージです。
エアブラシは高いと思って缶スプレーで塗装している方も多いかもしれませんが、缶スプレーでは思い描いた塗装ができないと感じている方はぜひ導入を検討いただきたい。自分も昨年導入しましたが、本当に買ってよかったと思っています。乗り換えるなら早いほうがコスパもいいですよ。
というわけでエアブラシの導入を薦めるような記事になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
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