KATO 10-2001 E231系1000番台(小山車両センター) 10両セット 入線

入線記録・車両紹介

ついに小山車が入線しました。どうでもいいですが品番が2000超えたんですね…。時の流れを感じます。

製品ページ→
https://www.katomodels.com/product/n/e231_1000_miyayama

E231系小山車は、KATOから2000年代前半に一度生産されましたが、近郊型E231の最初の生産ということもあり前面パーツの造形・塗分けが今一つだったり、時代的にグリーン車が組み込まれていなかったりと、現代から見ると魅力的とは言えない製品でした。これ以降、KATOの近郊型E231は国府津車のみの生産で、TOMIXの東北・高崎線製品もあまり見かけない(そもそもKATOで揃えたい)ということもあって、KAOが小山車を生産してくれたらいいなと思いつつも、国府津車を出していれば売れるはずなので、わざわざ金型を起こして小山車を生産することはないかなと思っていました。

しかしそんな考えは外れ、現代水準でKATOが小山車を生産するということで製品化発表されてすぐに予約しました。財布に余裕がないのと、実車も10両単独運用が存在するので、今回は10両セットのみの入線です。

10両セットA
10両セットB

製品状態ではAとBの2つのケースに分かれた状態になっていますが、Aのケースに10両をまとめられるようになっています。別途ウレタンを用意しなくていいのはうれしい配慮。

改めて製品の仕様を確認すると、プロトタイプはU522編成。いわゆる「ヤマ初期」と呼ばれるグループです。初期の小山車ですね。椅子が固いことで有名です。また、KATOがこれまで製品化してきた国府津車と同じく、川重製造の編成が選ばれています(厳密にはK-04の2両だけ東急製がありますが)。ヤマ初期の中で最後に機器更新されたのがU522編成です。

E231系1000番台は、ざっくり「小山車(初期)」「小山車(後期)」「国府津車」に分けられます。前者二つが小山車両センター所属で、製造時期によって初期と後期に分かれます。国府津車は文字通り国府津車両センターに所属する車両です。

ヤマ初期の特徴としてはいくつかありますが、模型的に大きいのは、6号車にトイレがあり10号車にないこと、車外スピーカーの準備工事がされていないことあたりでしょうか。トランスポーテック製のAU725Bクーラーが新しく制作されているのもうれしいポイントで、assyパーツは人気になるかも。

今回の仕様は、機器更新後の仕様なので2018年春以降の姿ということになります。そのため、それよりも前の姿を再現するなら3Dパーツや前回製品等を活用して床下を交換する必要があります。2000年代の姿にするならグリーン車のヨーダンパありの台車への交換、スカートの換装も必要になりますね。

行先表示のステッカーはこんな感じ。上野東京ライン、湘南新宿ラインを一通り網羅しており、かなり豊富な内容になっています。

我が家の近郊型E231はこれで3本目。K-04、K-22、U-522です。

左からK-04、K-22、U-522

並べてみるとよりわかるのですが、今回製品で残念なのが前面の帯位置。1mmあるかないかの世界ですが、前面帯が低くなっているせいで違和感があります。

湘南新宿ラインをイメージしていろいろ並べてみました。見慣れた風景ですね。

KATO E217系
KATO E259系(旧塗装)

自分は上野東京ライン開業前の東海道線と並べて楽しみたいのですが、某ガレージメーカーさんが機器更新前の3Dパーツを製品化してくれたようなので、入手してちょっと前の湘南新宿ライン運用として仕立てたいと思います。少し時間がかかるかもしれませんが、完成したらまたご報告できれば。

それではまた。

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